株式会社WILL

「スクラップ&ビルド型社会」から「ストック活用型社会」への転換
少子高齢化、省資源、省エネルギーの要請、成長期から成熟期に移行する日本経済を背景として、壊しては建てることを繰り返す「スクラップ&ビルド型社会」から、 欧州社会をモデルに価値ある物を創って長く大切に使う「ストック活用型社会」への社会構造の転換が求められています。人々にとって住宅への生涯に亘る負担は非常に大きいものです。特に沖縄は気候、風土と戦後の社会情勢から建築コストの高い鉄筋コンクリートが建物の大多数を占めています。 これが沖縄県民の所得水準の低さとのミスマッチを生み、家計負担の大きい住宅市場を形勢してきました。
欧州でストック活用型社会への移行が進んだ背景の一つには、成熟し成長の鈍化した経済の中で、家計を圧迫する住宅費の負担を一世代だけの収支で捉えるのではなく、 数世代に分かつことで各世代の実質的負担を抑え、 生涯賃金が低くともゆとりある豊かな生活を送る社会モデルとして捉えられていることも大きく影響しております。
我々は沖縄こそ、「ストック活用型社会」への移行が急務であるとともに、成功事例となりうる耐用年数の高い鉄筋コンクリートに慣れ親しんできた下地が社会基盤にあると考えます。 この沖縄で不動産の再生事業を通じ、新たな付加価値を提供し続けることで、 ストック活用型社会への転換を担い、沖縄に、地球に優しい持続可能な社会を創り上げていきたいと考えています。